昔の商店は店頭にのれんを掲げることによって、営業の有無をお客様に知らせていました。
また取り扱っている商品によって色が異なり、紺色や藍色は手堅さや堅実さを重視する
商家や飲食店が多く利用して、藍に関しては香りが繊維に付く虫除けにもなることから
呉服店が重宝してきました。
白色は砂糖を表していて菓子屋で多く使われていて、また薬としての一面もあり
薬屋も利用することが多かったです。
柿色は赤みがかった茶色で花街では大夫がいる高級置屋、または高級料亭にのみ
使うことが許されており、茶色は煙草商や種苗商がよくかけていました。
屋号や家紋を入れることも多く、店の顔としての意味を持ちます。
のれんは丈の長さも意味を持ち、通常は丈が約113センチで、丈の長さが
通常の半分のものは「半のれん」と呼ばれて、短くすることで店内が良く見える、
入りやすくなることで、定食屋や居酒屋、雑貨店などで見かけます。
反対に通常よりも50センチほど長いのが「長のれん」で、目隠しや日除けに使われることが多いです。
他にもかけっぱなしのことが多い「水引のれん」、大きな一枚布の「日よけのれん」などの
種類があり、日本では昔から活用されてきました。
お客様を迎えるためにかけられるのれんは、常に綺麗な状態を保っておきたく、
意外と手入れが面倒なのが問題です。
店舗の顔であり、汚れは厳禁ですが、軒先という場所柄を考えると難しくなります。
そこでおすすめしたいのが「撥水のれん」で、戦士に撥水加工がしてあり、水をはじく効果があります。
さらに汚れが付きにくく、色あせも防ぎ、手入れもしやすいのが特徴です。
店の顔としてのれんは常に綺麗な状態にしておきたく、撥水のれんが役立ってくれます。
オリジナルデザインのオーダーも可能ですので、のれんを作る時には撥水加工のオプションをつけると後々が便利です。
撥水加工分だけ費用が高くなりますが、それだけの価値が十分にあるので検討ください。